注文住宅の外観のデザイン決めが難しい理由とは?

公開日: 2024/10/15
最終更新日: 2024/05/15

せっかく注文住宅を建てるからには、外観のデザインまでこだわった家づくりをしたいものです。しかし、注文住宅の外観のデザイン決めは、内装よりも難しいといわれています。本記事では、失敗しない外観の決め方や、外観を決めるうえで気をつけるポイントを詳しく解説します。注文住宅の外観で悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

注文住宅の外観を決めるのが難しい理由

注文住宅の外観デザインを決めることは容易ではありません。その理由はいくつかありますが、まず注目すべきなのは、実物を見てチェックできないことです。洋服や自動車などの製品は、店舗で実物を見て触れて選べますが、注文住宅は完成するまで実物がないため、外観の素材やカラーを決める際にはリスクが高まります。ただし、最近では精度の高い3Dパースでイメージを確認できるため、昔よりはこの点の難易度が下がっています。

次に、面積効果によるイメージの違いです。外壁や屋根などのカットサンプルで色を選ぶことが一般的ですが、実際には面積が広がると色の見え方が変わる面積効果が起こります。明るい色はより明るく、暗い色はより暗く強調されるため、完成した際のイメージと異なることがあるのです。

さらに、周囲の環境に左右される点も重要です。外観デザインを決める際には、建てる場所の周囲環境を考慮しなければなりません。郊外の広い土地と住宅街では、外観デザインに求められるセンスやバランスが異なります。建物単体で考えるのではなく、周辺環境や街並みまでを踏まえたトータルコーディネートが求められるため、外観デザインを決める際には、環境の影響を考慮する必要があります。

失敗しない外観の決め方

失敗しない注文住宅の外観を決めるためには、慎重な計画と検討が必要です。外観デザインを構成する要素をひとつずつ考え、適切な決定を下すことが大切です。

全体のテイスト

まずは、全体のテイストを決めることから始めましょう。外観デザインの要素を選ぶ前に、好みのテイストを決めることで、全体のバランスが取れたセンスのよい外観に仕上げやすくなります。代表的なテイストとして、モダン、ナチュラル、和風、海外スタイルなどが挙げられます。テイストを決めることで、色や素材の選択もスムーズになるでしょう。

色のバランス

次に、色のバランスを考えます。外観の色は、1~3色に絞ることでバランスが取れて失敗しにくくなります。基本的にはベースとなるカラーを1~2色、アクセントカラーを1色で考えましょう。外壁・屋根・サッシ・雨どいなど、全体のカラーバランスを考慮します。面積効果で色の印象が変わることもあるため、実際の仕上がり感を確かめるためにモデルハウスや完成見学会を利用しましょう。

外壁の素材

外壁の素材も重要です。窯業系サイディング、金属サイディング、モルタル、レンガ、タイルなど、さまざまな素材があります。素材によって質感や耐久性が異なるため、注意深く選びましょう。外壁の素材を変えるだけで外観の印象が大きく変わることもあるので、サンプルを比較検討することが重要です。

建物・屋根の形

建物の形や屋根の形も外観に影響を与えます。建物の形は、真四角のシルエットや凹凸のある形などさまざまです。テイストやイメージに合わせて適切な形を選びましょう。屋根の形も外観の印象を左右します。片流れ屋根、切妻屋根、寄棟屋根、陸屋根など、選択肢は多岐にわたりますが、最初に決めたテイストにマッチする形状を選ぶことが大切です。

外観を決めるうえでのポイント

注文住宅の外観を決める際には、後悔しないために押さえておくべきポイントがあります。順番に見ていきましょう。

色選びに気をつける

外観の色は2〜3種類に留め、メインカラーとアクセントカラーを適切に組み合わせましょう。実物を見て色の印象を確認することも重要です。

定番のデザインを選ぶ

外観デザインは、将来も古びにくい定番のデザインを選ぶことが重要です。また、メンテナンスのしやすさも考慮しましょう。

コンセプトを明確にする

外観のコンセプトをはっきりさせることで、デザインの方向性が定まります。好みの外観事例を集めて共通点を見つけるとよいでしょう。

注文住宅の外観デザインの要素にこだわる

注文住宅の外観を計画する際には、それぞれの箇所にこだわりましょう。たとえば、玄関ドアは住宅の「顔」としての役割を果たし、第一印象を形成します。そのため、色やデザインは非常に慎重に選ぶ必要があります。

次に、屋根はその素材や形状が外観のスタイルに大きく寄与するため、建物のテイストに合わせた適切な屋根材の選定が求められます。

また、平屋の選択は、シンプルでモダンな外観を実現すると同時に、将来的な住みやすさを提供する魅力的なオプションです。これらの要素を総合的に考慮しながらこだわるようにしましょう。

柄を組み合わせる

単調な外観にアクセントを加えるために、柄を組み合わせる方法もあります。バルコニーや窓周りなどに柄を取り入れると、洗練された印象になります。

まとめ

注文住宅の外観は、家づくりの中でもこだわりたいポイントのひとつです。しかし、その決定は容易ではありません。なぜなら、実物を見てチェックできないことや、面積効果による色の見え方の違い、周囲の環境に左右される点などが挙げられるからです。外観デザインの成功の鍵は、慎重な計画と検討です。

失敗しない外観の決め方には、全体のテイストや色のバランス、外壁の素材、建物・屋根の形などがあります。テイストを決めることで、色や素材の選択もスムーズになり、外観全体のバランスが取れたセンスの良い家に仕上げやすくなります。また、色のバランスは1~3色に絞り、実際の仕上がり感を確かめるために、モデルハウスや完成見学会を利用することが重要です。さらに、外壁の素材や建物・屋根の形も慎重に選びましょう。

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